i-styleについて


長寿命の必要性

 家は最も高価な実用品であり、最も高価な買い物と言えます。
しかし、日本の住まいの平均寿命は、26~27年と言われ、約30年のサイクルで建て替えられています。
これは、建物の寿命によるものではなく、生活スタイルの変化に、建物がついてゆけない事が原因です。人生サイクルは、上記のようにほぼ30年と考えられます。「結婚→出産→子育て→親の扶養→子供の独立」と単身から、結婚して夫婦二人となり、子供が出来、3人、4人と変化します。
更には、親と同居することで、5人、6人ともなり得ます。
その生活形態の変化に対応できれば、建物をもっと生かせるのではないでしょうか?

i-styleは、このような生活スタイルの変化に追従し、次世代に受け継ぐことの出来る
家づくりです。


OPENな空間構成で間取る

はじめから個室で仕切られた建物は、リフォームしたくても、柱や梁の組み方がどうなのか、筋違いがどこにあるのか分からないために、取り外すことが出来なかったりと、将来の間取り変更に自由度が奪われます。
またそんな住宅も、悪質なリフォーム会社に引っかかると、大切な構造体(筋違い)をこわして、何事もなかったかのようにきれいに仕上げてしまうケースもあり、リフォームは注意が必要です。※リフォームほど建築知識のある建築士に依頼してください。

i-styleコンセプトは、「あらかじめ主要な部分を明確化」し、取り外しできる場所、出来ない場所を理解していれば、将来的に間取りの自由度が増します。構造上必要な壁、普通の壁がきちんと分かっていれば、重要な構造を痛めることなく、問題なく改造が出来ます。
 長く住めば、生活の勝手もだんだん変わっていきます。それに対応出来ると暮らしやくなります。  
例えば、結婚したばかりの夫婦二人暮らしでは、広い部屋で使用できます。
お子さんが生まれても、直ぐには個室は必要ありません。ある程度大きくなって、個室が必要になるのは、小学校に入る頃でしょうか?その時に仕切って個室をつくります。生まれてから6年以上も先の事です。
そして進学等で、家から離れてしまう事を考えると、一緒に暮らすのはせいぜい18~20年。 
個室が必要な期間は、10~12年程度なのです。もちろん、大学も通学される場合もありますし、就職してからも同居される場合もありますので、いろんなケースが考えられ、将来どのように変化するのか分からないのが未来です。
その時、ちょっとした工事で、部屋が直せたなら、生活のしやすさが違うのではないでしょうか?
OPENな空間へのこだわりは、そんな発想から始まりました。


これからの建物に求められること

1.住む人が健康であること

2.耐震性に優れた建物であること

3.省エネルギーであること

4.環境コストの少ないこと

5.コストバランスがとれていること