建築家とか建築士と言われますが、

実際には、ちょっと違いがあります。

建築士は、一級、二級、木造と級別の分けがあり、

建築に関わる業務を、建築基準法をはじめとする関連法令に基づいて従事する人のことで、

設計や監理だけではなく、ゼネコンや工務店等の施工会社で、監督する人の中にも建築士がいます。

建築家とは、そのような資格の有無とは関係なく、

主に、建築のデザインに優れている等、秀でているものを業務としている人で、

建築家は、建築士でなければその業務は不可能ですが、

資格の有無、級に関係なく、その仕事内容によって呼ばれるものです。

また、設計士ですが、一般の方が、建築士のことをどのように呼べば良いのか分からないために、

建物を設計する人＝建築士で設計士という言葉が生まれたのだと思います。

ただし設計事務所で働いているが、資格は無いという人もいますので、

そのような方もひとくくりで、設計士と呼んでいるようです。